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ケブラー糸

練習球と公式球の違い

ケブラーとは

米国デュポン社が開発したパラ系のアラミド繊維の商品名をケブラーといいます。ケブラーは高強度・高耐熱性で同じ重さの鋼鉄に比べ5倍の強度を持ち、アラミド繊維の中で最高の引っ張り強度があります。防弾チョッキなどにも使用されていることで有名です。アラミド繊維の商品として、他にはテイジン社のコーネックスがあります。なお、日本国内で販売されている硬式練習球の縫い糸は、綿糸や従来の細いケブラー糸を使用しているものが多いですが、当社の硬式練習球はすべて太いケブラー糸を使用しているため、他社製品よりも強度が高いです。

近年はケブラー素材に注目が集まっている

アラミド繊維自体は、50年以上前から発売され、利用されていました。しかしここ十年の技術の進歩により、近年は生産・需要両方の面で大きく増加している素材でもあります。ケブラー素材の使用用途としては、航空機材料、タイヤや光ファイバーケーブルの補強材など産業用途の需要が多いほか、家庭では釣りやミシン糸などにも利用されてきています。

ケブラー糸は練習球に最適!

硬式ボールの縫い糸は試合球では綿糸,麻糸を使っている物が多く、練習球ではケブラー糸が多いです。縫い糸が綿糸や麻糸などの場合は手触りが良く、投手の手になじみやすいため、試合用ボールとして最適です。練習用など、何度も使用するボールは強度があるケブラー糸の方がおすすめです。