ボール・バット・トレーニングギア
野球が上手になるメーカー:DAITOです

全身の力をボールやバットに伝えられるようになる、腕と手の柔軟運動

全身の力をボールやバットに伝えられるようになる、腕と手の柔軟運動

腕と手のストレッチはパフォーマンス向上に必要不可欠

いくら筋力トレーニングを行って筋肉をつけても、実際の試合で上手く打てなかったり、ボールを飛ばせなかったりしたことはありませんか? 鍛えた筋肉を競技で活かせない、体が本来持っている機能をうまく活用できないといった減少は、筋力ではなく柔軟性の乏しさが原因のことが少なくありません。今回は、腕や手を中心とした、柔軟性を高めるトレーニングをお伝えします。上腕や指先のストレッチを行うことで、試合で最大限パフォーマンスが発揮できる体づくりを目指しましょう。

トレーニング前や試合前に欠かせない、腕と手のストレッチ

最近では、トレーニング法や柔軟性の重要さが見直され、野球の練習のしすぎでヒジが伸ばせなくなる、いわゆる「野球ヒジ」を患う人は少なくなってきました。しかし、ヒジは問題なくても、指や肩甲骨周りが硬い人はまだまだ多いです。ケガを防ぎ、しっかりとバットやボールに力を伝えられるようにするために、腕と手のストレッチは毎日欠かさないようにしましょう。

・上腕三頭筋のストレッチ
片腕をヒジを曲げて真っ直ぐ上に伸ばします。もう片方の手を使って頭の後ろでヒジを持ち、頭の方向に引きつけます。上腕三頭筋だけでなく、肩甲骨付近も意識して伸ばしましょう。

・上腕二頭筋のストレッチ
腕を後ろに伸ばし、手のひらを下に向けて手首を台などに置きます。ヒジを伸ばしたまま、棟を張るようにして上腕二頭筋を伸ばしましょう。

・前腕・手首のストレッチ
ヒジの内側を前に向けるようにして両腕を捻り、椅子などの台に手をしっかりと置きます。体重を掛けながら、前腕を伸ばしましょう。

・指のストレッチ
ヒジを曲げず前に手を真っすぐ伸ばします。もう片方の手で指を一本ずつ持ち、手の甲側に反らして伸ばします。伸ばす指は抵抗するように「力を入れる」「力を抜く」を繰り返します。

指の筋力トレーニング

野球において、指を使う力の重要性は言うまでもありませんが、指を使うことを意識して力み過ぎてしまうことも問題です。力み過ぎると筋肉の動きが制限され、身体全体の動きが悪くなってしまいます。トレーニングでは筋力を上げることだけでなく、関節の可動域を確保することや力をうまく抜く練習も重要です。

・グリッパー
できるだけ強度の高いものを使い、指の第ニ関節で握り込みます。一回一回しっかり指の力を使うことが大切です。

・ダンベルキャッチ
ダンベルをタテにして指先で持ち上げます。持ち上げたら手を離して、地面に落ちる前にすぐに指先でキャッチします。20~30回ほどできる重さのもので行います。下に落ちてしまっても大丈夫な高さと位置で行いましょう。