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見落とされがちな大胸筋・小胸筋の柔軟チェックとストレッチ

見落とされがちな大胸筋・小胸筋の柔軟チェックとストレッチ

胸の筋肉は見落とされることが多い!

野球選手、特に投手にとって胸の筋肉は非常に扱いづらいものと言えるでしょう。実際、積極的に大胸筋を鍛えている投手はあまり多くありません。スポーツの現場では、大胸筋が発達しすぎると動作の邪魔になるという声が多いからです。しかし、大胸筋の深部には、小胸筋、下部には前鋸筋と呼ばれる筋肉があり、ピッチングで大きくテイクバックした際にはこれらの筋肉が使われます。小胸筋や大胸筋に柔軟性があると、肩甲骨も動かしやすく、テイクバックが大きく取りやすくなるというメリットがあります。今回はあまり注目されないが重要な大胸筋・小胸筋をターゲットにしたストレッチをご紹介します。日々のトレーニングの前に取り入れてみて下さい。

大胸筋・小胸筋の柔軟性チェックとストレッチ

・鎖骨の可動性のチェック
まず、マットなどの上にうつ伏せで寝て、片腕を手のひらを上にした状態で背中に回します。その状態から手を天井に向かって真上に上げます。これが高く上がるほど、鎖骨の可動性が確保されています。これをストレッチとして行うことで、肩周りの動きが目に見えて良くなるでしょう。

・側屈
ラジオ体操の横曲げの運動の要領で、片腕を頭の上に上げ、胸と脇腹の筋肉を伸ばします。この時、反対側の腕は腰ではなく背中に回した状態で行うのがポイント。

・大胸筋・小胸筋のストレッチ
片腕のヒジを直角に曲げ、肩の高さまで上げます。その状態で壁などに手を置き、胸を開くようにして動かして伸ばします。しっかりと筋肉を伸ばすために、15秒ほど静止させましょう。

胸の筋肉を柔らかく保って、力強いボールを投げられるようにしよう

今回は、軽視されがちな大胸筋・小胸筋の柔軟の重要性とストレッチ方法に関してお伝えしました。大胸筋は鍛えすぎると体の可動域に影響が出てしまうため、過度な筋力トレーニングには注意が必要な部位です。しかし、だからといって全く鍛えていなければ投球時に上手く体幹の力を腕に伝えられなかったり、ピッチングのテイクバックに悪影響を及ぼしたりします。しっかりと胸の筋肉の柔軟性は保ったプレーができるよう、ストレッチは欠かさないようにしましょう。